木は伐られても製材されても生きていて、その特性を活かせれると他の素材にない素晴しさがあります。
上棟の3日前に、太鼓の丸太にも土台と同じく、柿渋を塗りました。近所の子ども達もやって来ましたが、あまりの臭さ?異臭?に近付きません。土台の桧より松の方が柿渋の色が発色しにくいので、何度も何度も塗ってベタベタになりました。そこで、誰かが「手形をつけよう!」と言い出して、ペタペタペタペタ。ついたかどうかがわからないので、またペタペタ・・・。もう、どこが手形か誰の手形かわからなくなりました。ただ、皆で刷毛と手のひらで柿渋だけはしっかり塗りました! そんな太鼓梁が徐々に色付いてきています。なんとも不思議な模様です。
人気が今1つのゴーヤ君。これなら貰って頂けるかしら・・・?
ゴーヤの2勝で勝負あり!?いやいや、「まだゴーヤは一つも収穫がないぞ」と、食い気たっぷりの者が。そうです。きゅうりは既に8本は収穫されています。ゴーヤの2勝1敗?(いやいや、キュウリは食べると体を冷やす効果もあるので・・・。) ってことは勝負の行方は? ゴーヤの収穫如何に左右されることになりました。しかし、梅雨が明け、暑い日差しがジリジリと差し込んでくることを考えると、本来の目的からすれば、ゴーヤの勝ちかな?(ゴーヤは葉の裏の温度がかなり低くなると言われるし。)みなさん、一度森のすみかに見に来てください。その時にゴーヤかキュウリが丁度実っていましたらお譲りします!
手刻みと土壁にこだわったF邸は6月上旬に上棟しました。無事?見事!に上棟しました。 その中で大変だったのが沢山の「金輪継ぎ」(この木まぐれスナップの4月30日にも紹介)を現場で組むことでした。1本の材と2本でつなげられたものとでは、後者がかなり弱くなりますが、この「金輪継ぎ」という継手(2本のものを同じ方向に繋げること)は継手の中でもとても強いものです。引張り・せん断・圧縮・ねじれにとても強く、梁・胴差・桁・母屋・棟木などの横架材に使われます。左右とも全く同形で中央にできた隙間に堅木で込み栓を打ち込んでバンバンに緊結します。かなりの精度が必要ですが、材の暴れも施工時には影響します。 上棟当日、2階の柱立てが進む中、建物の外でひたすらこの「金輪継ぎ」を何組も組んで、そして2階へ上げました。大工の林さんがギリギリに刻んで、組むのも一苦労です。しかし、しっかり込み栓を打ち込まれた梁は1本ものの強度があるくらい、吊ってもビーンとしていました。上棟後、この継手のことをお施主さんに話す林さんの顔には、安心感と達成感の両方が伺えました。
4つの箱の中身は、コップと・・・奥のは何? 今週は『The梅雨』。この時期気になるのは湿度(11日の岐阜の平均湿度は81%)。そして今後の夏本番の気温。蓋がされた箱の中は、様々な素材で仕上られています。奥の温湿度計が期待した数値(建築屋の思惑どおり)を指すのか、調湿性を謳っている素材が優位に立つのか・・・? 毎日、箱の中身とにらめっこ。それがどうやら裏切られそうで・・・。困っています。皆さんもまずは「見てみてちょう」
部屋の中は天井、壁とも白い漆喰に包まれていますので、とにかく明るいです。
毎月行っている“チーム本庄”(本庄工業と協力業者さん)の研修会の一環で、隔月で各現場の近隣清掃を行っています。 少し前のこと、6月4日(金)の朝、各現場の一斉近隣清掃でした。池田町の「眺めのいい家」には6人が集まり、道具を持って二手に分かれて開始。前日に町内清掃があったらしいので、行楽や散歩の方などが多い場所ですが、「それ程ゴミは多くないね〜」と少量のタバコの吸殻や空き缶などを拾っていると、「何か変なものがある!」と足場屋さんと瓦屋さんが道の下に何かを見つけました。下りてみると、○○市指定ゴミ袋(何と東濃地方です)と印刷されたビニール袋にキャンプ後のゴミらしきものがギッシリ。グレープフルーツも丸々1個が転がってきました。更に、強烈な悪臭が・・・。
豊かな自然を楽しみ、味わいに行楽に来ているのに、その地を汚していくことはとても信じがたい行為です。鹿の角が落ちていたり、うさぎの糞があったりと野生動物も出没するこの現場の清掃で、人間という生き物について考えさせられました。(ちょっと大袈裟?)
耐震補強工事で大切なのは、「適切な耐震診断・判定」をしたうえで、「しっかりと効果の上がる補強・評点の上がる補強」を行い、倒れにくい家に作り変えることです。補強は技術的な優先順位と費用を踏まえつつ、家の足元から進めていくのが基本です。具体的にどんなふうに補強していくのか、というと…
・既存基礎が無筋だったため、鉄筋を入れてベタ基礎に
・基礎を支えるため、床下に金物を設置
・筋交いを入れた耐震壁を新たに設置
まずは、耐震診断です! 耐震診断、補強に関するお問い合わせは、本庄耐震事業隊長の武田まで、お気軽にどうぞ。http://www.honjo-woodream.com/taishin.html
そんな「柿渋」と「ヒバ油」をみんなでがんばって塗りました。 まず、お風呂まわりの土台に「ヒバ油」です。とても高いのでこぼさないように丁寧に。桧の土台は少し濡れ色になり、ヒバの濃縮した匂いに包まれた後、いよいよ「柿渋」です。それまで、がんばっていた子ども達は匂いを嗅いだ瞬間、逃げ去って行きました。しかし、匂いに慣れた頃、またカキシブ隊に参加。柿渋は粘っていないので、刷毛で塗ると簡単に垂れていくため難しいです。しかし、何とか約3時間で終了しました。
10時前にまず、大黒が吊り上げられました。S様も私も上げようとしてもビクともしなかった柱がレッカーで軽々と気持ち良さ気に宙に舞っています。何人もの手を借り、直接基礎の上に載せ、土台、梁にしっかり固定。そして、もう一本、小黒が上げられました。2本並ぶととても仲のいい夫婦のように見えてきました。
周りの緑に囲まれ、どんな角度からでもこの「夫婦大黒」は目立ちます。とても力強くたくましいお父さん(尺角)と、優しく品のあるお母さん(8寸)といった感じです。「夫婦大黒」はS様ご家族を表しているようです。
床板をめくると、床下が風の通るいい環境か、風の気配がほとんどないジメッとした環境か判断できます。はやり通気はとても大切だと感じました。 それにしても、頼もしき武田隊長です!冬場の調査もきついですが、これからの季節の方が何倍も大変です。
こうして2つの家の主役たちは、新たに生活を始める地へと大切に送り出されます。上棟を楽しみに待っているお施主さまに家族の一員として迎えられ、これから何十年の共に時間を過していくことでしょう。
しかし、削った後から乾燥で表面に割れが出てきました。無垢材なので完璧な管理は難しく、仕方がないところですが、100年以上の年月のパワーを持った素晴しい桧であることに変わりはありません。 今度の上棟で、この見事な2本の柱が建つことがとても楽しみです!
外部の道路側の西面と玄関まわりの壁には、既に漆喰が押さえで塗られています。これもまた素晴しい質感が出ています。お子さんも「何で漆喰を全面しなかったの?」と言う程、いい表情になっています(ただ、いつか窓まわりなどに割れが入ることもありますが)。足場が取れるのが楽しみです。
朱色のピザ釜の紹介ではありませんが、全国の彼方此方の鮎の専門店と共に、他にはない、泉屋でしかない“鮎ラーメン”の紹介です。既に食べられた方はおわかりだと思いますが、ラーメンという範疇ではくくれないとても上品なものです。もちろん化学調味料など使っていないので、全部食べ尽くしても後味はスッキリです。やたらノドが渇くということはありません。ただ惜しむらくは、一番の目玉のあの塩焼きが全く紹介されていません。30〜40分かけて備長炭でじっくり焼き上げ、全部食べられる塩焼きも他ではあまりありません。 是非、これからの鮎の季節に泉屋へどうぞ! そして、建物もじっくりご覧になって下さい。
本庄の建築スタッフを中心としてこの会は企画され、いつもお世話になっている辻安全サービスの辻先生とそして今回特別講演をして頂いたトステムさんらにご協力いただきました。いつもとても役に立つ情報万歳の辻先生は、建築現場だけでなく身の回りに潜んでいる危険の多さに注意喚起。最近のマンション転落事故の記事や家庭内事故の多さの話では、家でも同じ話をしようと多くの人が感じたはずです。
こうして安全の輪がより広がれば、思いもよらない悲しみが少しでもなくなると思います。そのためにも毎日毎日注意・意識していないといけません。常に、危険なことはないかを考えて、また一年間「ご安全に!」
丁度柱に通る貫の穴を加工しています。今回のF邸は特に土壁と貫の耐震性能を活かした造り。林大工に「貫は大切ですよね」と話しかけると、丁寧に、そして熱く、貫がどう効くか、クサビがいかに大切かなど解説。
そして、すぐ近くには通柱が全部並べてあり、その中に8寸角の桧の大黒柱がありました。F様一家みんなが、とても感慨深くスリスリ。そこで、「この木はどっちが下でどっちが上になって山に立っていたかわかる?」と聞くと、山や木などの自然が大好きなF様一家はそれぞれ観察タイム。しばらくして中1のお兄ちゃんが節を指差して「これでわかった!こっちが上」とズバリ。これには、林大工も私(中川た)も面食らいました。その後、木目と節での見分けを説明して、ご家族納得。
その大黒柱の横には、板図と大工道具があり、林大工の図面とノミの熱い説明。「このノミは元々倍位の長さだったけど、今はこれくらいに・・・」。 F様一家はとても楽しそうに話を聞いて、その後、今度柿渋を塗る刻みが完了した土台やこれから刻んでくる梁などの見学をして、思い出もしっかり刻んだ一日となりました。
焼きにこだわる“走る鮎焼き職人”の泉社長は、樹齢200年近い分厚い杉のカウンターを切り取って、何とピザ釜を設置と思い立った。 カウンターを切り取り、土台と巨大なステンレスのフードを設置してピザ釜を待つと、何と綺麗なピンクに近いような朱色の漆喰が塗られた釜の登場。すごく雰囲気のある、そして木の空間にもマッチしたピザ釜です! おかげ横丁の赤福本店の有名な朱色の竃にも負けない美しさがあるような気がします。空気に触れたり、焼かれたりして、色はさらに雰囲気を増していくと思います。
泉社長は、このピザ釜ではピザは焼かず、そして鮎も焼かないと言っていましたが、さてどんな魚を焼くのでしょう?興味のある方は、是非食べに行ってみてください。絶品!と自信満々でした。
漆喰は、消石灰・麻スサ・海藻のりを配合した天然の壁材です。石灰は産業用、医療用、食品添加など多くの物に有効利用されている100%国内資源の素材です。そして、石灰の特徴は空気中の二酸化炭素を吸って硬化し、石に戻る性質があり、CO2削減にもなります。漆喰壁は、特に室内においては二酸化炭素の吸着や調湿機能を発揮し健康的な環境を作ります。丁度10年前に、田中石灰の常務さんの話をお伺いでき、漆喰の良さ、会社の姿勢に感銘を受けてからずっと使わせて頂いています。 台風銀座と呼ばれる高知の土佐には100年経ってもしっかりとした美しい外壁がいくつもあります。製法も100年以上前とあまり変わらない漆喰を、丁寧に左官職人の手で仕上げていくのです。 日本の建築にとても適した漆喰は、どんなに年月が経っても、味わい深い壁になります。いつまでも大切にしていきたい素材です。
内部の写真は寝室です。土壁の中塗りが乾いていく途中です。これはこれで、素朴ないい表情ですが、この上に九州の火山灰からできた薩摩中霧島壁という塗り壁で仕上げます。落ち着いた黄土色の壁は柱・梁の見える真壁にとてもマッチするはずです。
それから、ベランダの桧のスノコデッキへ。全く無塗装のデッキは、当初は桧の独特のピンク色でしたが、濃いグレー色に変色。確か、3年くらい前に洗った記憶がありますが。これも、ウッドリバイバーを使うとさっきの杉板よりいとも容易く・・・固めのスポンジでス〜っと汚れが落ちて、これも桧の色が復活!!! 島さん曰く、無塗装の方が落とし易いとか。
このウッドリバイバーの恐るべき力をご覧になりたい方は是非21日の見学会へ。
そして、家に入った瞬間に、「暑っつ!」と言ってしまったほど土間の薪ストーブのパワー炸裂でした。完全にポカポカを超えていました。外回りをぐるっと一周点検しながら回るだけで、体が冷えてくるのに、中に入ると一気に温まります。ほとんどの建具がオープンなのに暖かい。特に、2Fは夜布団が要らないくらいと。土間から上がった暖気が2Fの勾配天井〜階段をつたって1Fに下りてくる、そんな流れができていました。雪の量は岐阜より少ないが、気温は低い美濃加茂でもこんな暮らしが実現できています。それも、薪ストーブライフのおかげです。
現地は、写真の山の木の下の真っ白になっている辺りです。
午後一時過ぎでしたが、薄っすらと雪が残っているだけなので、先日張った地縄も簡単に確認でき、予定通り地盤調査も完了。しかし、調査中ず〜っと雪がチラチラ舞ったり、時々強く降ったり。住まいは敷地の中ほど上段に建てる予定です。その段差に近い東側の地耐力が気になっていましたが、西側とほぼ同じようで、まずまずの数字のようですが・・・解析ではいかに?
しかし、調査の人も、この景色の素晴しさに惚れていました。今日も何とか金華山までは見渡せました!
それにしてもS邸の敷地から見る東方の濃尾平野の景色は抜群です。初めて現地に来た古澤君もオートレベルで敷地の高低差を測りながら感動! 建築地は斜面地のうえに、敷地内でも上の段での建築になります。1m強違うだけで景色(視界)がグンと変わります。少し曇っていましたが、ハッキリと金華山から名古屋駅前のツインタワーまで見えました(写真ではお伝えきれないのが残念です)。
S邸の今後、乞うご期待!
1月23日(土)には、午後から耐震セミナー「今の住まいを地震から守るために」を行います。様々な角度から、地震から身を守る方法をご説明します。ご関心のある方は是非ご一報下さい。