■2004.12/NO29
 本当に師走? 「光陰矢の如し」です。月日が過ぎるのは本当に早くて、昨年の9月に先代社長が他界してからあっという間に1年3ヶ月が経ち、今年も後2週間です。しかし、12月の中旬と言うのに全然寒くない。朝晩だけ少し寒いだけです。この暖冬は記録的なものらしく、岐阜や高山では観測記録上最晩の初霜や初氷を記録し、初雪も高山で12月6日でした。(記録更新まであと3日だった)今年は他にも、各地で真夏日数の最多記録、台風の観測史上最多上陸記録を更新し、10月23日の新潟県中越地震(M6.8)や11月末の釧路沖地震(M7.1)など自然が猛威を振るいました。

 
地震に備えて 先の新潟県中越地震では、10年前の阪神淡路大震災での最大加速度891ガルを上回る1500ガルを小千谷市で、1750ガルを十日町市で、2515ガルを川口町で記録した程揺れは非常に大きかったようですが、建物の被害状況は阪神淡路ほど大きくないと聞きいています。まだ、詳しいことがわかっていないようですが、阪神より建物が密集していないこと、雪国のため柱や梁が太いことも要因だそうです。雪国特有の1FがRC(鉄筋コンクリート)で2F・3F木造の建物は被害が小さく、光が入るため南面の開口部(窓)が大きな家や、ローソク基礎と呼ばれる石の上に柱をただのせただけの家の被害は大きかったようです。このあた
りでも東海地震・東南海地震がいつ起きてもおかしくないと言われていますが、簡単かつ有効な耐震対策の一つとして、2階や屋根裏の荷物を少なくして重量を軽くする方法もあります。また、新築の場合、IAU社の免震システムを導入できるよう登録しましたのでご関心のある方はお声をかけて下さい。(地盤によって施工できない場所もありますが)

 
ようやく京都議定書発効ですが 「Lの字野郎」と相手を罵り、リベラリズム(自由主義)を嘲笑って再選が決まったブッシュ政権は、穏健派の国務長官のパウエル氏が替わり、更に強硬外交に傾くのではと懸念します。上述の異常気象は日本だけではなく世界各国で起きていて、日本だけでなくこの地球のことを考えなければ、取り返しのつかないことになる時がきていると言われています。米国は二酸化炭素排出が世界の25%(一位)でありながら、京都議定書に批准しないでいる。ロシアが調印し、ようやく来年2月から京都議定書も発効となりますが、
一番出している国が不在です。自国の経済のためなら何でもやり、また国際協調だと派兵を求める米国に従順に追随する我が日本も、もちろん調印していて2008年〜2012年までで温室効果ガスの6%削減を約束しています。

 
若さ溢れるスポーツ界に見習う 今年1年間女子ゴルフを盛り上げた宮里藍(19歳)、身長173cmながら果敢にアメリカプロバスケットリーグ(NBA)に挑んだ田臥勇太(23歳)、大相撲で朝青龍に続くモンゴルの横綱候補の白鵬(19歳)など今年はスポーツ界で若さが目立ちました。夢や希望にまっすぐの純真無垢な姿がとてもさわやかに映ります。変に経験を積むと夢や希望よりも、やれない・できない理由ばかりを探してしまいがちです。失敗を恐れずに突き進むことの勇気の大切さを教えられました。私たちが取組む木の家づくりはでは、使うものが自然素材が多く、木なら割れたり、反ったり、むくったり、時にはひねったりもしますが、そうしたことから逃げない姿勢が本当に大切なのです。それをも上回る木の、自然素材の良さを理解して、しっかり伝えてゆくことが私たちの夢や希望につながることだから。今年も残り少なくなってきましたが、来年も今まで以上に本庄工業色を強め、まっすぐに進んでがんばりたいと思います。



国産、無農薬、無漂白の天然ワックスです。
無垢の床、合板フローリングなど木部なら誰でも何でもぬれます。年末の大掃除の際にいかがですか。

1リットル 定価7,800円→6,500円(税込)ご連絡下さればお届け致します。

「凍結にご用心」
 
 毎冬、寒波の到来と共に水道管凍結の注意が呼びかけられます。私たちの会社にも厳しく冷え込んだ翌朝には「水が出ない」「お湯が出ない」といった電話をいただき、お昼前後になると今度は「水が吹き出ている」といった内容の電話が何件かかかります。一旦、水道管や給湯管が凍結してしまうと、配管内の氷が融けるのを待つしかありません。私達が伺っても結局は凍った箇所の周囲から水をゆっくり注ぎ、次にぬるま湯を注いで、ゆっくり気長に氷を融かすしか手だてがないわけです。そこで凍結予防する措置をあらかじめ講じておくことをオススメ
します

《凍結しやすい箇所》
 風当たりの強い戸外にある水道管
 北向きで、日影にある水道管
 むき出しになっている水道管

《凍結予防のしかた》
1.水を出したままにする
 庭やベランダなどによくある単水栓。蛇口を少し開けて、
糸をひく程度に水をだしたままにしておくと予防になります(※水が絶えず動くので凍結予防になります)。お水がもったいないですので、蛇口のしたにバケツをおいて溜めるようにしておくと良いでしょう。冷え込む浴室の水栓などでも、同様です
2.布を巻いておく
 露出している水道管や蛇口に、防寒材や布などを巻き、ビニールテープやガムテープを巻き付け防寒します。水栓柱に蛇口がついている場合は、水栓柱も巻く。
  
《万が一凍結してしまったら》
 もしも凍結してしまったら、まず、蛇口をひらきます(※凍っているので水はでませんが)。そして、 自然にとけるのを待つか、タオルや布をかぶせてその上から、ぬ るま湯をまんべんなくかけながら、ゆっくり、気長にとかしてください。
※ 急に熱湯をかけると、水道管や蛇口が破裂します。蛇口をひらくのは、凍った水が溶けた時の逃げ道を準備するためです。
逃げ道を作らず解凍してはダメです!破裂のおそれがあります。しかしながら、凍結している時点で、実はすでに水道管は破裂している可能性があります。水が凍結しているので、管が破裂していても、水が吹き出さないのです。そして水がとけると、吹き出しはじめる場合もあります。
 これで水道管の凍結とは無縁、というわけにはいかないですが、少なくとも事前に対策しておけば“いざ”という時に役立ちますので、今月の本庄NEWSを目の届くところに置いていただけるとお役に立つはずです。
 また、冬場は給湯器の凍結や、積雪など他にも注意することが沢山あります。
暖冬だからと油断は禁物です。
 
★やり方がわからない時もしくは、破裂してしまった時にはご連絡下さい。
ホームサービス専用 Free Dial 0120-71-6527《 365日 24時間 電話対応 》

 2002年4月5日に権現山の緑が失われ、早2年半。
その年の5月から山・緑の再生が始まり延べ4300人の人たちが参加したこのプロジェクトも、当初の予想を上回る山・緑の回復力で、今までは主に植林・植樹の活動をしていましたが、これからは育林へと山の再生に取り組むとのお話でした。
 11/20には見事な晴天の中、参加者21人で山火事跡の見学会に参加しました。岩がゴロゴロしている山でも既に草木が育ってきています。今までに植えられた植林はざっと12400本にのぼり、そのうちの約8割が見事に芽吹いているそうです。自然の回復力には驚かされました。種類としては、アオハダ・モウガ・コナラ・アラカシ・エゴノキ・クリ・ムラサキシキブ・ヤマザクラ・ミツガツツジ・ヤブツバキ・・・などなどです。
 11/27には新しい生命が生長するため、山火事で焼失した木を伐採に行きました。焼けた木は年月が経つと腐り始め、そのまま放置しておくと倒れます。今回のように民家や林道に近い里山では放置しておくと危険です。できるだけ早く元の山に復元させる為にも伐採は大切な作業です。
 最後に山の再生には主に人の手、ぼう芽(焼けた木の伐採により切り株などから新しい芽が出る事:コナラ・アベマキ等 写真参照)、筋工(すじこう)(木を寝かせ、そこに木の根を這わせる:アカマツ等)が効果的とされます。
 徐々にではありますが、この山も元気を取り戻しつつあります。自然を相手に、わたしたちにできる事は小さな事かもしれませんが、ずっと綺麗な山・川そして海、地球であるためにKeep on give and give! 無償の愛で見守って行きましょう
ちょっとになる話 慰安or研修? to 九州
 10月の上旬、3年ぶりの社内旅行で九州に行きました。最初に「九州の小京都」と言われる大分県日田市に行き、古い町並みを観光しました。江戸時代には幕府直轄の天領地として代官所が置かれた城下町で、かつては九州の政治、経済の中心として栄えていたそうです。今でも大分県内最古の商家、蔵屋敷や土塀が建ち並んでいる豆田町は、興味深い建物が多く(中でも“泥だんご壁”と呼ばれる外壁の建物)観光名所となっています。日田は、杉も名産日田杉の下駄も有名です。
まさに「九州の小京都」右の建物、腰より下が”泥だんご壁“です。

上津江村トライウッド風景

 次に、バスは南へどんどん山を上りサッカーのワールドカップで有名になった中津江村を越え、熊本県堺の上津江村まで行きました。そこには、株式会社トライウッドという全国的に見てもめずらしく独創的な会社があります。資本金の大半を上津江村が出資している第3セクターで、しかも営業努力や事業方針は民間会社も顔負けのシャープさで、一貫して「健康」や「環境」にこだわり、杉材だけでつくるノンホルムのトライウッドパネルは有名です。外材に圧され、日本の山の荒廃がすすむのを行政が、「森林を保全し育成する」という使命感と同時に「山から伐り出したものはすべて使い切る」という観念で、経営しています。例えば杉皮は堆肥にし、チップやオガクズは製紙会社や畜産会社に送って使ってもらっている。けして簡単に燃やさない。同じ木材を扱う仕事をする者としてとても勉強になりました。

 そして、期待をしていた阿蘇山の火口は濃霧のため行けず、福岡に戻り大宰府天満宮を見学しました。参拝をしていた時に、ふと横を見ると巨大な樹が。「天満宮のクス」と言われる樹齢1000年以上の国の天然記念物で、根周り20m目通り12m高さ39mの巨木です。他にも50本以上のクスノキの古木があり「天神の森」と呼ば
れるようです。そのせいか、ここでは古沢君のダジャレに思わず笑ってしまったのです。クスクス・・・

 前回の京都奈良と同様、今回もまるで研修旅行のような3日間でした。

『木食同源』
 医食同原でも薬食同原でもありません。『木食同原』です。木食同原とは、森の中などで木に癒されるという類の話ではなく「木を食べて体調を整える。」という意味の造語です。

 岐阜銘木協同組合の市売りに顔を出すようになって一年がたちました。この一年の間に特に興味をひかれるようになった『木』があります。キハダ(黄檗)の木です。キハダの木の側を通る人(木材業者)の何人かが樹皮をむしっては、歩きながら口に入れしばらくかじった後に渋そうな表情をしている姿を見て、先代社長を思い出しました。何年も前のことです。先代がポケットから取り出したキハダの樹皮を「胃薬や。食べてみろ。」と差し出しました。大きめの塊を私が口に入れるのを黙って見ていた次の瞬間、あまりの苦みに私が苦悶の表情を見せるや、「良薬口に苦しと言うやろ。」とイタズラ小僧のような笑顔とともに続けました。「これはキハダという木で漢方の胃腸薬の原料にも使うし、毒ではないから安心しろ。それに木だからおかしな薬と違い化学品も入っていないから大丈夫や。」と意味不明の論法で締めくくられました。口の中が苦みで充満している私はとても大丈夫どころではなかったのですが・・・。
 実際に奈良の吉野では陀羅尼助丸(だらにすけがん)という『キハダ』から作られた胃腸薬が市販され今なお支持されています。吉野の人たちは親しみを込め「ダラスケ」と読んでいます。
 材木市が終わり、購入者がキハダを引き取る頃には樹皮がまだらにハゲてしまっているのですが、誰も文句を言いません。私がセリ落としたキハダも他の材木屋の人たちに樹皮をむしられ、薬としての役目を勤めた後に弊社の倉庫に運ばれてきました。『木』で体調を整えることを材木業界の人たちは楽しんでいるのではないかと、ある意味では優雅で高尚な嗜みだと思います。
八月に開催した『木工フェア』の際に『翌檜(あすなろ)』の木と並べて『黄檗(キハダ)』の木を展示しました。控えめなディスプレイでしたから気付かれた方は少なかったのですが、数人の方は『木食同原』の苦ーい体験をされたはずです。
 『キハダ』の板の光沢は独特で黄色や緑を帯びた灰褐色をしていて、視線が木目に吸い込まれてしまいそうになります。最近は明るく白い色目の木材が床板からテーブルなどの家具に至るまで好まれるように思います。しかし時代の流行とは離れていても『キハダ』の木理は魅力的です。本庄工業本社倉庫では『キハダ』が陽の目を当てられる日を待っています。



  本庄工業 ホームページ のお知らせ
私たちの取り組みやイベントをまとめてご案内する「ホンジョルノ広場」というコーナーに引き続き「本庄カレンダー」を作りました。私たち本庄工業の取り組み、イベントがカレンダーにより一目で分かります。施工例も随時追加しています。お楽しみに!!
   
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